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≪ 全く役に立たない派遣警察官 ≫
 
震災当日より現地入りしている私達にとって、最も難問だったのが現地での移動でした。
一般の方々はまずトイレとおっしゃりますが、私達は警察、消防、自治体の公共施設が使用できたためにトイレに関しては別段不自由は
感じませんでしたし、食料も警察署や消防署にはきちんと常備されていました。カップ麺や缶詰類は山積みされていました。
それはいいとして、震災翌日より幹線道路の大部分、またその幹線道路に通じる裏道が大渋滞で、次項でお話ししますが救援物資を
積んだトラックでごった返していました。そこに救急車、消防車、警察車両で全く動かない状況。
 車両が必要でない職務の場合、単車等の移動手段が有効ですが、どうしてもAの現場からBの現場まで車両で移動しなければならなかったのです。
しかし道路は全く機能していない、信号機も停電で点灯していない状態でしたから交差点には警察官が多く配置されていましたが、突っ立っているだけの
状態で何も出来ない状態。全く携帯電話が使用できない状態なので、業者間通信や公共との通信は全て無線でした。
Bの地点より無線で我々に「現在地は?」と何度聞かれても「全く車両動かず、前進できない」とのやり取りばかり。
しかし、職務上どうしても早く次の現場に行かなければならないのです。そこで、1台で緊急走行しても全く埒があかないと判断し、近くで止まっていた
京都府警のパトカーが…。パトカーの中に警察官が4名乗車していたのですが、

後部座席の警察官は仮眠中、助手席の警部補に事情を説明して

緊急同伴走行をお願いした所、「私らはこの場所で無線中継係りしているので
動けないです。」と言われました。
ふと近くを見渡すと、渋滞の車列の中に(警視庁の)パトカーが。

その警察官にも事情を話し、お願いした所「僕達、全く地理不案内なんですよね、

それに今、当地に到着したばかりでね。」というつれない返答ばかり…。
結局、警察を頼るのを諦め自力で走行し、普段なら20〜25分程度の距離を
4時間かけB地点へ移動したのです。
 このコーナーで「役に立たない警察官」として紹介するのは上述の部分ではないんです。
神戸市内に在住の警察官達も、多くの被害者を出したんですよね。だから自分の職責を果たす為に自分の家族もそこそこに警察活動に従事していた
立派な警察官が沢山おられました。本当にご苦労様です。と言いたい。
ここからです。中には警察活動も何もせず制服を私服に着替え、自分の事だけに一生懸命になっていたバカな警察官も多く居てたということです。
また、自分の身内を警察署に引き入れトイレをさせたり食事をしていましたし、全く一般の被災者とは別の生活もあったようでした。
公務員ですからその間の給料も保証されるんですよ。
 
 震災3日目には遠方よりの警察車両が多く目立ちました。
警視庁をはじめ神奈川県警、山梨県警、福井県警、愛知県警等々。何をしに来ていたのかが全く不明でしたが・・・
救助活動らしき事もせず、治安維持名目ですが、地理不案内な場所での警備にも無理が多々あったでしょうし、実際深夜のレイプ事件も数多くありましたし、
コンビニでの強奪や、倒壊家屋に侵入しての窃盗事件、報道されていない多くの事件が発生しておりました。
これらの現状に対し、他府県よりの警察官は一体何の目的の為に震災地入りしていたでしょうか?
全て公務員としてのただの日勤だったんでしょうか・・・?
震災2日目の夜、原付バイクに3人乗りしている若者がいました。それを4人の警察官が必死で追いかけ取り囲み、免許証の提示を求め、職務質問を
始めました。運転していた若者は免許証を持っていませんでした。
自宅が倒壊してしまって、すべて不明だという事でした。親族の
安否確認の為、避難所を回っている。との事でした。警察官の一人が
反則切符を切る用意をしました。そこで私が、警察官に一喝して
やりました。「アホかお前ら!頭に虫沸いてのんけ!?今そんなん

している時期違うやろが!仮にこいつらが無免許やったとしても

いいやないか!強奪してきたとか、レイプしてきて逃げてる途中と
違うんやったらこんな時は見逃したれ、名前だけちゃんと聞いといたら
いいやないか」って。
そして少年に私が「お前ら悪い事してきたんと違うねんな!?」と確認すると「はい」と言うので「そしたらちゃんと警察官に住所と名前を言うとき」と言うと
少年達は住所と氏名を警察官に告げました。そして私が少年達に「もう行き」と言ってまた3人乗りで警察官の前から行かせました。
そして警察官達に「お前らの職務は何や?震災した人間から反則金取るのが仕事か!!4人で固まってる時間があるんやったら2人づつにでも分かれて
町中歩け!」と言ってやりました。それと「世の中法律で動いてるんと違うど、もうちょっと現状をきちっと見極めろ!!」と。
大体、反則切符切る時間があるなら、瓦礫の一本でも運べ言うねん。問題はこの後にもあるんです。
スキンヘッドの如何にも恐そうなオッサンがノーヘル、二人乗りで警察官の前を通り過ぎたんですが、その4人の警官は見て見ぬ振り、要は自分達で対処
出来そうなひ弱な人間には厳しく、文句を言われそうな強そうな人には震災時だからという対応、そういう差別的な対応が私には耐えられなかったんです。
神戸や大阪は関東なんかと比較しても怖そうなオッサン達が多い町なんです。とにかく警察官はそういった怖そうな人達には何も言わず、
ひたすら弱そうな人を見つけては理不尽に言い掛かりをつけ点数を稼いでいました。
(そんなんしてる暇があるんやったら・・・)
神奈川県警の警察官3人が原付に2人乗りしている少女を止めました。職務質問が始まりましたが、その少女達は無視して行こうとしました。
警察官の一人が、無視して行こうとする少女達の原付バイクの前に立ちはだかりました!次の瞬間、少女達の猛烈な反撃が始まりました。
「こら、オッサンどかんかえ!ひき殺したろけ!どけ言うとんじゃボケ!!・・・」と。
神奈川県警の警察官達が「何だと!それはどういう意味だ!」と。関西弁と標準語圏の人間では話しなんか出来ませんよねぇ・・・。
その押し問答の最中に、少女の知り合いの人達が通りかかり、寄ってたかって警察官達に「こらワレ!」「殺すど!」「いてもうたろけ!」「どいたらんかえ
ボケナス!」・・・・・。こう言われると恐怖を感じるんでしょうね。慌てた警察官達は無線で応援を呼びました。右から左から来るわ来るわ警察官達が。
結局、20人位の警察官達が寄って来ました。
少女達は10人位、そこからつかみ合いの喧嘩になりましたが、警察官の数名が服をボロボロにされ、中には鼻血を出している警察官や足を引きずっている
警察官も・・・。騒ぎを感知して兵庫県警の私服の警察官が2人走って来ました。そして暴行を加えているオッサンや少女達に向かって「おい、
もう堪忍したってくれや、こんなアホみたいな奴ら相手にしとらんと、この辺で解放したれや」って。
これで一件落着。そして少女達は原付に今度は4人乗りで去って行きました。
後に残された警察官達は何も出来ず呆然と鼻血を拭っていました。無線で駆けつけた警察官は神奈川県警の警察官達でした。
無線で呼ばれて駆けつける暇があるんやったら、瓦礫の一つも拾えって思いました。
普段より鍛えてるの違うの・・・?って思いました。
 話はちょっとズレますが・・・。この前の秋葉原の通り魔殺人事件で犯人(加藤智大容疑者)と対峙(タイジ)した警察官(警視庁のオギノという警官)が
加藤容疑者と出くわした瞬間からビビってしまって、警棒を持つ手がブルブル震え、取り巻きの通行人から「拳銃で足を撃て!」と怒鳴られ
右手で拳銃ホルダーに手を掛けるのだが結局、手が振るえ拳銃がなかなか取り出せない、容疑者と警官の距離は3mくらいを保ったまま詰め寄れない、

ただ警棒を振り回しているだけ。そこに加藤容疑者が攻撃姿勢で詰め寄って来た時、たまたま加藤容疑者の左の眉間に震えながら振り回していた警棒が

当たり、加藤容疑者がフラつき持っていたナイフを路上に落とした瞬間やっとの思いで取り押さえたのはいいが、今度は通行人から「手錠!手錠!」と言われ
手錠を取り出そうとするが、これもまた手が振るえ何度も何度も地面に手錠を落としてしまう。そこにメタボ丸出しの私服警官が現れ、何をするでもなし、
ただオギノ警官に寄り添っていただけ、というシーンがインターネット動画で公開され、警察官の頼りなさが問われていますが、全く神戸においても
その通りでした。
火災現場での出来事ですが。
消防車のポンプ車から延びたホースが道路を横切っていました。当然そのホースを踏みホースが破損すると消火活動が出来ません。
倒壊現場ですから、道路といっても瓦礫の山で殆ど機能していないのですが、それでも人や自転車、バイクが通るのです。
その場所に警察官が2名居ました。消防隊員が通行人にたえず「ホースを踏まんといて!」と怒鳴っています。それは当然の事でした。
問題はその場所に居た2名の警察官です。
消火活動もせず、「ホースを踏まんといて!」と怒鳴っている消防隊員を見ながら、ただボ〜っと突っ立っているだけ。
そこに差し掛かるバイクは気にせずホースを踏んで行きます。中には自転車すら踏んで行きます。
消防隊員が怒鳴っている側で警察官は何もしません。そこで私が警察官に「お前ら何の役にも立たないんやから、せめて自転車やバイクが来たら
ホースを踏まなくていいように自転車やバイクを持ち上げたらんかい!」と命じました。
それから警察官はそこを通るバイクを2人でタイヤを持ち上げるようになりました。

ホンマに警察官というものは何の役にも立たず、機転も利かない役に立たない人種だなと再認識しました。

 
      
今後もAさんの証言を元にシリーズ化して発表していきます。

      最後になりましたが、勇気ある証言をしてくれたAさん、有難うございました。

      
第3作目は 「一度も使うことの無かった地方から来た大量の消防自動車」 を予定しております。
        
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